歌姫ジョリン・ツァイ、徹底ガードで中国メディアが不満

●歌姫ジョリン・ツァイ、徹底ガードで中国メディアが不満(2010/09/27)

名になりすぎて“キング”や“クイーン”などと呼ばれる人気スターは、マスコミ泣かせ。取材の機会がなかなか与えられず、与えられたとしても質問が規制されるなど厳しく管理される。先日ニューアルバムの宣伝活動で中国を訪れた、台湾の歌姫・蔡依林（ジョリン・ツァイ）は、レコード会社スタッフに厳重にガードされ、記者たちの不評をかった。

　　8月にニューアルバム「Ｍｙｓｅｌｆ」をリリースしたジョリンは、宣伝のために中国へ来たはずだが、会見の場で記者が受け取ったのは“質問原稿”。台湾でヒットしている理由、今後欲しい賞は？など、計14の質問が書かれた紙が配られ、「前もって質問も答えも準備されているなら、現場に来て取材する意味がない」とクレームを浴びた。

　　ジョリンが登場すると会見場には緊張した空気が流れ、聞きたい質問を投げられない記者たちは沈黙。ジョリンがアルバムのセールスポイントや台北ドームコンサートについて語ったが、1人の記者が勇気を振りしぼり「男性モデルとのスキャンダル報道が出たが、真実か？」と質問。「そんな質問は止めてください！」というスタッフの声がかかる中、ジョリン本人は冷静で「単なるうわさです。彼はただの友達なんですよ」と笑顔で答え、好印象だったという。「本人と言うよりも、守り過ぎているレコード会社や事務所に問題がある」というのが、中国メディア陣からジョリン側への指摘だ。（

(C)サーチナ