メゾン・ド・ヒミコ
「ジョゼと虎と魚たち」のコンビが今度は“愛”を描く。
(2008/12/18)
「ジョゼと虎と魚たち」(03)の犬童一心と渡辺あやの監督×脚本タッグが、今度は深く大きい“愛”を描く感動作に挑む。ゲイのための老人ホームを舞台に、末期癌に冒されている父親とその恋人の若い青年、そしてゲイである父親を憎む娘を中心に、彼らを取り巻く年老いたゲイたちが織りなす人間模様が優しく、時には激しく映し出されていく。癌に冒された父親には、舞踊家であり俳優である田中泯。若い恋人の青年には、「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン 」(07)のオダギリジョー。父親を憎む娘には、「少林少女 」(08)の柴咲コウ。一見、衝撃的とも思える設定に挑戦しながらも、普遍的な人間の、誰にでもある感情が描かれていく。
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