アタシんちの男子
[第7話]
千里(堀北真希)がトリックハート城に戻ると、大蔵家の6兄弟は誰もおらず、かわりに『ミラクル』の社長秘書・時田(山本耕史)がいた。時田から「兄弟はトリックハート城から出て行った」と言われ、千里は愕然とする。05/26放送
翌朝、千里が朝ごはんの味噌汁をダイニングルームに運んでくると、次男の猛(岡田義徳)と三男の翔(向井理)が帰ってきた。猛と翔は、ただ、仕事に出かけていたらしい…。
千里はふたりから、長男・風(要潤)が新造の実子だということを聞かされる。風は新造に“実の息子”と認めてもらえなかったのではないかと翔は推理するが…。
五男・智(瀬戸康史)と六男・明(岡山智樹)もトリックハート城に戻ってきた。その時、明は、メイドの井上(江口のりこ)がいないことに気づく。井上は腕相撲で千里に負けたのがショックで修行に出たのだ。井上は自分の代役として、ネットカフェの店員・国土(つるの剛士)を呼んでいた。
城にやって来た国土はやる気満々だ!
いきなり「千里は渡さない!」と翔にケンカ腰な態度をとる。
そんな国土に、明は「明日が締め切りだから必ず郵便局に投函して」と封筒を手渡す。封筒のなかみは「コンテストの応募用紙」が入っていた…。
明は母親の誕生日にテレビに出ることで、自分の成長を母親に見せたかった。そして「誕生日おめでとう」を言いたかったのだ。
明の気持ちを知った千里と兄弟は、明のコンテスト出場のために協力をすることにする。
ファッションは優が、出し物のマジックは智が、明のために指導を行った。翔と千里は明の母親を探しに町で聞き込みをする。
翔と千里は公園で風(要潤)と会った。
風は新造(草刈正雄)のことを悪く言うが、千里は「新造はそんな悪い人じゃない」と反論。風に「辛い過去から逃げ回っていないでしっかり向き合うべきだ」と諭す。
翔も自らの経験から、新造はそれほど悪い人じゃないことを風に伝えた。
その頃、トリックハート城では大騒動が――。
なんと、国土が「コンテスト応募用紙」を出し忘れていたことが発覚! おまけに衣類と一緒に洗濯してしまっていたのだ!
落ち込む兄弟だったが、同日、優が出演するローカル番組に出場できることが決まる。
その頃、風は響子(高島礼子)と会っていた。自分の過去と向き合うために…。
新造は風を「実の息子」として迎えることを決めていた。しかし風の母親から、社長の息子となれば騒がれて面倒だから養子としてひっそり引き取ってほしいと懇願された――これが真実だった。養子にしてほしいと頼んだのは新造ではなく母親のほうだったのだ。
新造は風を養子として引き取ったことを最後まで後悔していたという。
それを聞いた風は、わだかまりが解けていくのを感じた。
ローカル番組に出場した明は、みごとに手品を成功させた。喜び合う千里と兄弟たち。
そこに国土から「明の母」を名乗る女性から連絡があったと連絡が入る。
もしかしたら、母親と会えるかもしれない…。
一方、風は「ミラクル」で時田(山本耕史)と会っていた。
風は時田に、「今後、あなた方の勝手にはさせない」と言い放った。
風が去った後、時田は誰かに連絡を取る…。
夕方、兄弟と千里は明の母が訪ねてくるのを待っていた。
しかし、いつになっても母親は現われない…。
その時、城の電話が鳴った。
どきどきしながら、再会を夢見て母親と話をする明。しかし明の母は「これから日本を出るから会えない」と明に伝えた。側で聞いていた猛は受話器を取り上げると、まるで自分の事のように「明に会ってほしい」と訴えた。しかし、明の母親は「明をよろしくお願いします」と言葉を残して電話を切ってしまう。
兄弟は泣いた。千里も泣いた…。
母親と再会したときにプレゼントできるようにと、響子が明のために用意してくれた50本のカーネーションの花束。明は千里に手渡した。「母の日のプレゼント。遅くなったけどダメかな」と言って…。千里は明を抱きしめる。
風はトリックハート城に戻ってくるが、全員が泣いている様子をみて驚く。
ちょうどその時、午後9時に。すると、明は直立したまま眠ってしまった。それを見た千里と兄弟達は、今度は大笑いする。
「泣いたり、笑ったり、忙しい連中だなぁ」と風が言うと、翔は「これからはお前も一緒じゃ」と風に言葉を掛ける。すると、風も笑顔になった。
その時――明が転倒しそうになる。千里と翔は慌てて明の体を支えるが、危うく唇が触れ合いそうになった。次の瞬間、翔の体に国土がぶつかり、翔と千里はキスしてしまう…。
06/23
第11話
06/16
第10話
06/09
第9話
06/02
第8話
05/26
第7話
05/19
第6話
05/12
第5話
05/05
第4話
04/28
第3話
04/21
第2話
04/14
第1話
千里は20歳にして訳ありのホームレス少女。
幼い頃に母親を病気で亡くし、その後父・徹も失踪。
両親を失った彼女は、高校を卒業するまで親戚をたらい回しにされた過去を持つ。
そんな過去の経験から千里は“口でも力でも負けない勝気な性格”になった。
そんな彼女は高校卒業後に小さな工場に就職。一人暮らしを始め一気に幸せな暮らしが訪れたかと思われた…。
が、そんなある日、千里の元に借金取りが現れた。
実は、徹が一億の借金をしたというのだ。
勝手に連帯保証人にされていた千里。
20歳にして借金1億円!
アタシの人生これからどうなっちゃうのー!!!
しかしこのあと、千里は自分の人生が大きく変わるとびきり最大級の出逢いを迎えるのであった…。
人気ファッション誌専属のカリスマモデルとして女の子から超モテる男。
さぞかし女関係もイケイケなのかと思いきや、
実はこの大蔵優は…
“童貞くん”
だったのだ!!
仕事ではカッコいいのに、普段はシャイで人見知り。
女性が半径1m以内に近づくとパニックになる女恐怖症。
実は、初恋の時に、酷い仕打ちをされたことがトラウマになっているようだ。
そのせいもあって基本的に自分のことに対しては全く自信がない男なのである。
普段はホストとして夜の世界で働いている男。
何かあるたびにお店を転々としているが、ルックスと女を酔わせる話術で常にナンバー1のポジションにいる。
そんな彼は孤児院育ち。
一人で生活しなければならなくなった時、なんとか生計を立てようとこの世界に足を踏み入れた。
性格は明るくノリもいいが、実は超が付くほどの現実主義者で、
お金さえあれば何とかなると、稼ぐためだけに働いているといったところ。
現役の暴走族だが、とにかく喧嘩に弱い男。
自分は弱いと知ってはいながらも、ついつい調子に乗ってしまう性格で過去に何度も痛い目にあっている。
もちろんその被害は大蔵家にも影響を与えており、
家ではトラブルメーカーとして扱われている。
そんな彼でも一応定職にはついており、
昼間にご自慢のバイクでバイク便のアルバイトをしている。
しかし、せっかく稼いだお金も酒とギャンブルに消えていく典型的なダメ男。
不況の波に見事に乗り、年齢もそこそこに無職な男。
しかし本人は無職という響きを嫌い、あくまで自由人として毎日生活している。
この話を聞くといい加減な性格に思われるが、実は人一倍しっかりしている男である。
露天商として絵画の販売をしているが驚くほどセンスのなさにまったく売れない。
ではどうやって生活しているのか!?
モテるので、女性に食べさせてもらっている。
ある意味幸せといえば幸せな人生である。
生活には困らない(女性に食べさせてもらっている)。
首都圏の沿線すべてに女がいるという噂も。
千里と出会ってからは千里をしっかり支える存在へとなっていく。
現在は登校拒否の引きこもり高校生。
小さい頃、天才マジシャン少年ともてはやされて一躍時の人になったものの、
ある事件をきっかけに世間から誹謗中傷を浴び今の状態に至った。
何事も諦めている節もある。口が悪く、攻撃的な態度のときが多い。
家族であっても人と触れ合うのも嫌がり、人と話すときは基本的にパソコンを利用する。
超頭脳派中学生。ネットでの株取引で生計を立てており、ハッキングもお手のもの。
兄貴たちに対しても常に上から目線の生意気少年である。
学校の勉強はレベルが低すぎると言ってあまり行きたがらない。
しかし実際はクラスメイトにいじめられているからという噂も…。
玩具メーカー『ミラクル』で新造の秘書として働いている男。
秘書を務めるだけあってかなりの有能な部下である。
新造の死後は千里の世話係として大蔵家に関わることに…。
彼の穏やかな性格、優しい笑顔につい女の子は気を許してしまうが、なかなか一筋縄ではいかないタイプの男でもある。
新造の顧問弁護士を務めている女性だがその正体には謎が多い。
弁護士らしく冷静沈着で常に無表情だが、ルックスは美人で色気もあり“大人の女性”という表現がふさわしい。
しかし、響子のコンプレックスは恋愛。
超ガリ勉だった幼い頃に全く恋愛経験をしなかったことが原因である。
大蔵家の遺産の隠し場所を知る唯一の人物としてドラマの展開を大きく左右する女性となる。
千里が通うネットカフェで働いているヲタ店員。
典型的なヲタで、千里を勝手に二次元アイドル化して惚れ込んでいるちょっと気持ち悪い男。
しかしそんな彼もヲタ界ではカリスマ的存在。
各ジャンルのあらゆるヲタから絶大な信頼を得ている。
基本的に千里言ったことには何でも従う男なゆえ、千里は情報屋として国土くんと関わりを持つことに…。
彼のいい性格といえば、何だかんだ困っている人がいれば、助けてしまうお人よしなところである。
千里の通うネットカフェで働く新入りの店員さん。
国土からはいつも子分扱いされている。
一見ドライな性格にも見えるが、何事もツボに入るととことんハマってしまうタイプ。
千里にひと目惚れし、あらゆる場面でアプローチをかけるが、ちっとも相手にされていない。
が、それでも彼は全くあきらめなかった。
玩具会社『ミラクル』を経営する会社社長。
幼少の頃から発明が好きだった新造は、
江戸時代から代々受け継がれてきた『からくり屋』を『ミラクル』に変更。
今ではゲームソフトの開発に乗り出している。
そんな仕事一筋の新造は仕事に打ち込むあまり、恋人を探し忘れるというちょっと変わり者。
子供がいなかった新造は、風を養子にとり、厳しく教育した。
だが、新造と性格が合わなかった風には後継者になる意志が生まれなかった。
そこで新造は跡継ぎ候補として、新たに5人の養子をとるが、
彼らも新造の変人ぶりに愛想を尽かしていくのであった・・・。
JASRAC許諾番号
6834131007Y41011
Blau
6834131007Y41011