BOSS
[第15話]
その日、特別対策室はいつもと違う雰囲気だった。BOSS・大澤絵里子(天海祐希)がおらず、まるで“亡くなった”かのように彼女の写真が飾られていた。絵里子が亡くなったと思い込み、その写真に花を手向けて手を合わせる山村(温水洋一)・花形(溝端淳平)・岩井(ケンドーコバヤシ)。もちろんそんなわけはなく、絵里子は病院に行っているだけだった。05/12放送
その日以降、絵里子は胆石で通院する事になり、特別対策室を留守にすることが増えた。野立(竹野内豊)は「捜査の出来がよければ絵里子に代わりボスの座に就かせてやる」と言ったことから、山村や花形、田所(長谷川京子)までが、ボスになった気になる。すっかり“2代目ボス”気取りの山村の言動に、黒原(成海璃子)は呆れている様子だった。
そんなある日、若い男がボーガンで射殺される事件が起こり、対策室のメンバーが捜査に乗り出した。
その頃、絵里子は胆石の治療で病院にいた。彼女は病院の待合室で知り合いとなった黒木(古谷一行)という男と将棋を指していた。
その日の治療を終え、特別対策室に戻った絵里子に、対策室のメンバーが事件の詳細と捜査の進捗状況を報告する。
今回の事件被害者・真田は偽名で身元不明だということ、さらに“石田”という男もボーガンで襲撃されたが、こちらの被害者も偽名だった。詳細とともに、真田が偽名で実際は身元不明だと報告を受けた。さらに、石田という男がボーガンで射殺されたが、石田も偽名で身元不明だった。しかし、どちらの現場でも目撃者は高齢者ながら、鮮明に犯人の人相や特徴を覚えていた。さらに、犯人のメッセージともとれる“マーク”が双方の現場に残されていた。それは血で染まった靴跡の左半分だけを残したものだった。
そんななか、山村の携帯に、実母を装った“オレオレ詐欺”の電話がかかってくる。事情を知った岩井は、銀行で金を振り込もうとする山村を止める。その時、2人は今回の事件の被害者・真田の指名手配写真を発見した。なんと真田は、オレオレ詐欺の指名手配犯だったのだ。
その後、伊達・木下と、次々に若い男が殺害されるが、目撃者の証言は、全て、暴力団員・木嶋を示していた。しかし、絵里子は木嶋が犯人ではないと判断する。絵里子の推測でどおり、目撃者が捜査をかく乱していた。
目撃者は全員・俳句の会に所属する知り合いだった。彼らは、オレオレ詐欺の被害に遭い自ら命を絶った友人・尾上八重子の死を悼み、恨みを晴らすために、犯人に協力したのだった。
絵里子は、尾上八重子で“堅気ではない人物”を調べ上げた。それは、病院で将棋を打っていた黒木だった。黒木は、法の目を掻い潜り、高齢者を食い物にして金儲けをする若い犯罪者を、自らの手で制裁を下していたのだった。
そんななか、“オレオレ詐欺”の主犯格・織田(須賀貴匡)が保護を求めてきた。織田は、オレオレ詐欺をやっている友人が殺害され、友人の自分も狙われているかもしれないと言う。あくまでオレオレ詐欺とは無関係という織田…。絵里子たちは織田が“オレオレ詐欺”の主犯格だと睨みつつも、証拠がないために、保護せざるを得なかった。
そのうち、織田は「仕事のためオフィスへ戻りたいから護衛しろ」と言い出し、絵里子が護衛についた。そんな織田を、黒田は織田を殺害すべく狙っていた。
対策室の活躍で黒田の身柄を確保した。連行される前に、黒田は絵里子に「あとは頼む」と言い残した。
自分を狙う犯人が逮捕されて、すっかり大きな態度になった織田に、絵里子は“オレオレ詐欺”の証拠を掴んで逮捕することを宣言。「あなたの顔は、絶対に忘れないから」絵里子の言葉に、織田は崩れ落ちるのだった…。
06/30
第22話
06/18
第21話
06/16
第20話
06/09
第19話
06/02
第18話
05/26
第17話
05/19
第16話
05/12
第15話
05/05
第14話
04/21
第13話
04/14
第12話
06/25
第11話
06/18
第10話
06/11
第9話
06/04
第8話
05/28
第7話
05/21
第6話
05/14
第5話
05/07
第4話
04/30
第3話
04/23
第2話
04/16
第1話
警視庁捜査一課特別犯罪対策室の室長を務める女性。
大学法学部を卒業後、警察庁に入庁しキャリアの道をひたすら歩んでいた。
その後、順調に35歳で警視長まで出世したものの、突然アメリカへの留学を決意。
左遷とも噂されたが、なぜこのタイミングで海外行きなのか詳細は現在も謎のままである。
5年間FBIでプロファイリングなどさまざまな技術を学んだ後に帰国。
現在は海外で身につけた力を元に犯罪にあたっている。
こんな万能な彼女でも極度のオンチという欠点もあり。
警察庁の中枢に身を置くキャリア官僚で、役職は参事官補佐。
最年少昇進記録を次々に更新しながら出世しているエリート中のエリート。
その頭脳と手腕は上層部からも一目置かれる逸材である。
同期の絵里子のよき理解者である。
警視庁捜査一課特別犯罪対策室の刑事で、絵里子の部下として働いている。
科学捜査班出身という情報収集のスペシャリスト。
学生時代から“恋”よりも“科学”を選んできた変わり者。
最初は夢だった警察庁の科学警察研究所に入庁したものの、
毎回の寝坊が原因で特別犯罪対策室に異動となった。
警視庁捜査一課特別犯罪対策室所属の刑事で、絵里子の部下。
警ら巡査から引き抜かれてこの部署にやってきた。
子供のころから強い正義感にかわれ警官になったが、
交番勤務のときに見たドラマ『24』を見て刑事を目指し、昇進試験を受けた。
性格は何事もあきらめることが嫌いな熱血刑事タイプ。
ガッツがあり素直なのだが、天然な要素も持ち合わせている。
警視庁捜査一課特別犯罪対策室の刑事で、絵里子の部下。
必要以上に熱くなることがなく、クールでスマートのオトナな刑事。
どの分野にも精通した実力の持ち主で、女性警官からの人気もピカイチ。
しかし、ある事件をきっかけに警察組織を信じられなくなっており、
現在は、定時で帰宅するやる気のない刑事に成り下がってしまった。
科学捜査研究所所属の美人鑑識官。
死体検証のプロ中のプロで、チームにとっては貴重な存在。
美人なのになぜか独身のため、男性からの絶大な人気を集めている。
本人も恋愛に積極的で、複数の男性とデートを重ねるが、恋が成就したことない。
何がいけないのか…。
どうやら本人には思い当たる節があるようで・・・。
警視庁捜査一課特別犯罪対策室に所属する刑事で、絵里子の部下。
チーム内では「落としの山さん」の異名を取る大ベテラン。
普段は普通のおじさんらしくいつもヘラヘラしているが、本人いわくそれは相手を油断させる為の演技だという。
果たして本当にそんな意味があるか、ないのか。
ある意味謎の多い男である。
警視庁捜査一課特別犯罪対策室に所属する刑事で、絵里子の部下。
柔道三段、剣道四段と格闘技術に優れる肉体派刑事。
かつて警視庁の暴力団対策課に所属していたこともあって、ケンカっ早い性格が欠点。
今回この対策室への移動もその性格から問題を起こしてのことだとか。
堂々と男の尻を触ったりするので“善治はゲイ”との疑惑もある。
JASRAC許諾番号
6834131007Y41011
Blau
6834131007Y41011