ギネ 産婦人科の女たち
[第4話]
紀子(松下由樹)、奈智(藤原紀香)、藤木(近藤芳正)たちは美和子(西田尚美)の出血原因について話し合うが未だに原因がつかめなかった。「これだけ医者が揃っていて、原因不明ということか…」藤木(近藤芳正)はぽつりと言葉を漏らす。精密な血液検査の結果を待つことになるが、結果が出るには5日はかかる。MRSAの線も捨て切れないが、とりあえず投与している血液凝固剤を減らして様子を見ることになった。11/04放送
一方、手術を終えて入院している美和子は、手術のあとが痛むものの元気そうだった。見舞いにやってきた慎一(八島智人)や同室の患者さんと楽しそうに入院していた。そんななか、同室の妊婦・佐藤(西尾まり)が玉木(上地雄輔)に「帝王切開にしてほしい」と弱音を漏らす。美和子の様子を見てお産が怖いというのだ。「しっかりしてくださいよ」玉木は佐藤を励ました。
美和子の夫・慎一(八島智人)は、産まれてきた長男の世話ができない美和子の代わりに大忙しだった。そんななか慎一が桧口(板谷由夏)と高校の同級生で、桧口から医学研究用の精子提供を求められていることを玉木の余計な一言で知ってしまい、美和子は本や靴やらを慎一に投げつけて喧嘩が勃発する。桧口は「仲がよい証拠」だと微笑むばかりだ。
その夜、当直の嶋(本仮屋ユイカ)から「美和子に再び血腫ができた」と連絡が入る。奈智が病院に駆けつけると、美和子は40度を超える高熱と腹痛を訴えて朦朧とした状態だった。
紀子は再度血腫摘出手術の準備を手配しようとするが、奈智は「3度目のオペは徳本さん(=美和子)の生きる気力を奪います」と、体力的にも精神的にも負担が大きいことを訴えて手術に反対した。頑として譲ろうとしない奈智。榎原(中村橋之助)の一言で、患者・美和子の意思を尊重することになる。美和子が「柊先生(=奈智)にお任せします」と答えたことで、紀子も様子を見ることを決断する。「MRSAだとまずいわね。敗血症でないことを祈りましょう」紀子は奈智に声をかけた。
しかし、美和子の容態が急変してしまう。口から血を吐き、その後、脈拍が停止する。必死の救命措置にも関わらず、助けることができなかった。
奈智のショックはあまりにも大きかった。納棺の際も参列することはできない。そんな奈智に紀子は早退するよう促した。
翌日、奈智は出勤してくるが、いつもと少し様子が違っていた。美奈子の件について、紀子から報告書の提出を求められても、「前に進みたいんです」と言って、全てを玉木に任せて、自分は病棟へ回診に行ってしまう。その様子は、いつもより明るいのだが…。
オペ室で手術の準備をしていた奈智は、突然、吐き気をもよおしてその場から駆け出してしまったり、分娩が近づいた佐藤の羊水が濁っているだけで帝王切開をすると騒ぎ出して、玉木や紀子、榎原に止められたりする。美和子の死に直面した奈智は、医者としての判断力を失ってしまったようであった…。
12/09
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第1話
大学病院の産婦人科。
5年目の産科医である。
あるトラウマから患者を救うこと以外に興味がまったくない。
無口でほとんど笑わない。
大学病院勤務の新人産科医。
優秀だが生意気。
親の病院を継ぐことになっている。
産科医。
研究が命。
奈智とは同僚である。
病院顧問弁護士。
トラブルメーカーの奈智に対して反感を覚えている。
妊婦。
奈智の優しさに気づく。
奈智に信頼を寄せているが・・・。
美和子の夫。
子供は既に二人いる。
惣菜店の店主。
産科医長。
既婚者。出産を諦め出世してきた人物。
婦人科医長。
変人だがクールでメス裁きは天下一品。
新人産科医で玉木と同期。
嶋病院長の一人娘。
泣き虫である。
産科医、医局長。
よく愚痴を言う。出世は遅い方。
子煩悩である。
美和子と慎一の娘。
産科医、主任教授。
医局員を見守っている。
一代となにか関係があるとか・・・。
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