左目探偵EYE
[第3話]
愛之助(山田涼介)の左目に、瞳(石原さとみ)の名前が映った。02/06放送
それは結婚式の招待者リストで、その式には現職大臣の鷲尾(升毅)も出席するらしい。
鷲尾には脅迫状が届けられ、当日の式場には厳重な警備体制が敷かれる。
愛之助は、加藤(岡田義徳)らとともに会場警備に当たる夢人(横山裕)を発見。
精肉業者の健吾(魔裟斗)のトラックの荷台に隠れて会場内に潜入する。
だが、愛之助は荷台から降りる際に転び、豚肉の塊、骨を削るヤスリ、平康三(深水三章)という死刑囚の映像を見る。
ネットで検索すると、平は横領の罪を隠そうとして経理課長と部下を殺したらしい。
彼は冤罪を訴えるが、死刑が確定。裁判には鷲尾が証人として立っていた。
式の最中、夢人は不審者がいると言って、警官を現場に連れていった。
その頃、お色直しで控え室にいた新郎の優一(白井圭太)が刺される。
現場に落ちていたボイスレコーダーには「平は無実だ」という優一の声が残っていた。
厳重な警備が敷かれていて、犯人が凶器を持ち込めるはずがなかった。
夢人は福地(佐野史郎)に、鷲尾は唯一ボディチェックを受けていないと言う。
それを聞いた福地が鷲尾のカバンを調べさせると、中から血の付いたナイフが発見された。
だが、瞳は事件が起きた時に間違えて男子トイレに入っていて、隣の個室に鷲尾がいたことを証言。
鷲尾の無実が証明された。
愛之助は瞳に殴ってもらい、左目に映った映像から新郎の父・伸一郎(津村鷹志)が危ないと察知。
親族控え室に向かうと「空調機械室で待つ」とメモが落ちていた。
空調機械室では、伸一郎がしばられていて、そのそばにはビデオカメラが。
伸一郎は映像で、息子を助けたい一心から平に罪をなすりつけたことを証言していた。
平は翌日が死刑執行の日。息子は行方不明になっていた。
愛之助は豚肉の骨を削るヤスリの映像から、健吾のことに思い当たる。
会場から去ろうとする健吾の検問をしていた加藤のもとに急いだ。
愛之助の推測通り、健吾は平の息子だった。
凶器はヤスリで削った豚肉の骨。
健吾は典子(片平なぎさ)の手引きで、この犯罪を決行したのだ。
健吾は逮捕されるが、愛之助は夢人が自分で犯罪を仕組んでおきながら、なぜその犯人を捕まえたのか疑問に思う。
その頃、典子は病院に運ばれた伸一郎と優一に薬物を打ち、とどめを刺していた──。
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キャスト
田中愛之助 / 山田涼介(やまだりょうすけ)中学三年生。デッサンが得意。
左目が幼少のときからほとんど見えていない。
兄から角膜移植を受けてから不思議な能力が身についた。
兄の死の真相を突き止めるべく動き出したが、兄が犯罪プランナーだと知ってしまう。
田中夢人 / 横山裕(よこやまゆう)
愛之助の兄。研究所で開発者として働いていた。
弟思いの優しい兄で、両親を亡くしてから愛之助に仕送りを続けていた。
突然の事故により謎の死を遂げた・・・となっていたが、実は天才的な犯罪プランナーとして生きていた。
狭山瞳 / 石原さとみ(いしはらさとみ)
愛之助の中学校の養護教諭。
借金を抱えている。原因は買い物中毒。
愛之助の特殊能力を信じ、事件を追いかける。
借金返済のために愛之助の能力を利用しようとしているとかいないとか。
大内健三 / 寺脇康文(てらわきやすふみ)
城西署の所轄刑事。
まじめで正義感が強いが気が小さい。
「俺は強い!俺はできる!」が口癖。
加藤隆 / 岡田義徳(おかだよしのり)
城西署の所轄刑事。
大内刑事は相棒。
ドジだが、しっかりしていて面倒見がいい。
小向典子 / 片平なぎさ(かたひらなぎさ)
謎の女。冷酷。
夢人(横山裕)がトップに立つ犯罪プランナー集団の幹部。
愛之助の命を狙い始める。
黒晶晶 / Crystal Kay(くりすたるけい)
かつては天才的なハッカーであり犯罪プランナーだった。
世界中のあらゆる犯罪を計画し実行していた。
海外に監禁されていたがキャリア刑事・福地により日本の特別房へと移り、夢人のパソコンのパスワードを解読、予言のような助言をくれる。
浜田剛 / 堀内健(ほりうちけん)
小向率いる犯罪組織の重要人物。
銀行強盗を白昼堂堂成功させた。
東京を震撼させるウィルステロを企画中。
スペシャルドラマの際に夢人(愛之助の兄:横山裕)が変装していたものと発覚。
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