泣かないと決めた日第8話あらすじ完全版

泣かないと決めた日

[第8話]

03/16放送

自宅で手首を切った有希子（木村佳乃）。突然、有希子と連絡が取れなくなったのを心配した美樹（榮倉奈々）は救急車を呼び病院へ搬送。連絡を受けた桐野（藤木直人）も有希子のもとへ駆けつける。病室のベッドに横たわる有希子は桐野（藤木直人）に“裏金の存在”を伝えた。

梅沢部長（段田安則）は仲原を呼びつけ、「角田（榮倉奈々）君と特別な関係にあるんだって」「結婚していてそれはマズイよ」と陰湿な口調で話し始める。仲原は誤解だと否定するが、梅沢は取り合わず美樹を子会社に出向させると言う。

梅沢部長は美樹を呼ぶと仲原との関係を追及する。心当たりもない美樹は否定をするが、梅沢は美樹に責任を取らせようとする。しかし同席していた桐野（藤木直人）が「角田を信じましょう」と言い、この件は桐野が預かることになる。この時、桐野は梅沢のもとに「社内イジメに関する報告書」があるのに気づく。

美樹と桐野が話をしていると、その様子を万里香（杏）が窺っていた。万里香も桐野もお互いの存在に気づき、万里香が立ち去ろうとすると桐野が呼び止めた。桐野は万里香に「何かやましいことでもあるのか？」と尋ねた後、「人をおとしいれて手に入れた幸せなんて、はかないものだぞ」と言葉を続けた。

一人で残業していた藤田（片瀬那奈）。たまたま田沢(長谷川純)の机に書類が落ちると、そこに置いてあったパソコンのスイッチが入り、起動した。パソコン内に職場の映像が現れ、それが盗撮されたものだと気づく。そして万里香が工藤（町田マリー）の財布を美樹の鞄に入れる様子が流れる。驚く藤田。

たまたまやってきた仲原（要潤）に藤田はその映像を見せた…。が

美樹は山内（柳沢なな）に会いに行く。彼女に、自分も同じようなイジメに遭っていることを告げ、「諦めなければ自分自身は変われる」ことを力説する。そして、有希子が会社にとっても自分にとっても必要な人であることを訴え、「彼女を許してほしい」とお願いした。

その夜、自宅に帰った仲原は「自分がやっていないことで、角田さんは辛い目にあっていた」と深刻な顔で万里香を見つめた。テーブルに用意されていた食事を手で払いのける仲原。床に皿や料理が落ち、結婚写真の入った写真たてが割れた。
万里香はその場に崩れ落ちる…。

イタリア・フェアの当日。美樹の発注した食材がまったく足りないことがわかる。西島（五十嵐隼士）が後から数字を改ざんしたのだ。思わぬトラブルに困り果てた美樹を、藤田・栗田 (紺野まひる)・工藤（町田マリー）が救おうと、食材探しに走った。その様子を見ていた中村シェフ（今井雅之）は感動して美樹たちに協力する。足りない食材のなか、なんとか工夫して料理を仕上げていった。こうしてイタリアンフェアは成功する。

一方、会社では有希子の懲戒処分を決める会議が行なわれようとしていた。その頃、桐野は裏金問題について調べていて、その証拠を掴んでいた。会社に戻った桐野は仲原の協力を仰ぎ、社内に残っていた“裏金の証拠”を探り当てた。

会議に乗り込んだ桐野と仲原は、梅沢に向かって「辞めなければならないのは、あなたですよ」と裏金作りの証拠を突きつけた…。

一方、イタリア・フェアが終わり、ひとり会場に残っていた美樹の前に万里香が現れる。万里香はガラス瓶を叩き割ると破片を持って美樹に襲い掛かった。
そこに桐野と仲原が！　仲原は有希子の腕を掴むと、その頬を打った。有希子はその場に泣き崩れた…。

有希子のもとに山内から手紙が届く。そこには「あなたを許すこと」「自分も前に進む」ことが書かれていた。手紙を読んだ有希子は涙する。

その後――。
仲原はニューヨークに転勤が決まり、万里香を伴い、出直すことを決めた。
食品グループは活気を取り戻していた。工藤は「西島の根性をたたき直す」と奮闘！
藤田は盗撮マニアの田沢ににらみをきかせている。有希子も職場に復帰した。

美樹は、桐野とともに得意先を回るためにイタリアに旅立った。

《終》

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