謎解きはディナーのあとで第1話あらすじ完全版

謎解きはディナーのあとで

[第1話]

10/18放送

執事の影山（櫻井翔）に前任の唐沢（伊東四朗）から、ある屋敷の仕事の引き継ぎが行われていた──。

その日、瞳（木南晴夏）という派遣社員がアパートの自室で殺される事件が発生。
現場に刑事の麗子（北川景子）がやってくる。
麗子は大財閥の令嬢という身分を隠して、刑事として働いているのだった。

瞳は首を絞められて殺されていたが、部屋の中でブーツを履いたままなのがおかしい。
ベランダには洗濯物が干されていて、麗子の上司・風祭（椎名桔平）はそのヒモが凶器ではないかと考える。
凶器のヒモを隠蔽するため、ベランダに張って、洗濯物を干したのではないかというのだ。
麗子はそんな稚拙な推理を延々と語る風祭にうんざり。

そんな捜査の帰り道、麗子の目の前に高級リムジンが停まる。
車から降りてきたのは影山。執事として仕えることになった麗子を迎えに来たのだった。

帰宅してディナーの席に着いた麗子が事件のことをつぶやくと、影山は詳しく教えてほしいと言う。
自分なりの推理を披露してみたいというのだ。
突然の申し出をバカにしながらも、麗子は捜査結果を話し始める。

アパートの大家・河原（徳井優）によると、瞳は死亡推定時刻の直前に帰ってきたという。
彼女は「お帰りなさい」と言う河原へのあいさつもそこそこに、部屋に駆け込んだらしい。
部屋を検証すると、彼女には合い鍵を持っている恋人の田代（戸次重幸）がいるらしいことが分かる。
瞳と風祭が田代の部屋を訪ねると、玄関には女性の白いハイヒールがあった。
田代は瞳と交際していたことは認めるが、既に別れているし、殺す理由もないと言う。
犯行時間には、友人と釣りに行っていたというアリバイもあった。
風祭はその日は雨で釣りはできなかっただろうと追及。
すると、田代は天気予報は雨だったが、実際には降らなかったと言い、麗子はまたも風祭にうんざり。
最後に、麗子が玄関のハイヒールは新しい恋人のものかと尋ねると、田代はそうだと答えた。

そんな麗子の話を聞き終えた影山は言う。

「この程度の真相がお分かりにならないとは、お嬢さまはアホでいらっしゃいますか？」

麗子は激怒し、影山にクビを告げるが、ひとまず彼の推理を聞いてみることに。

影山の推理はこうだ──。
いったん出かけた瞳だったが、天気予報を思い出して、洗濯物を取り込むために再び自宅に戻った。
河原の「お帰りなさい」というあいさつに満足に応えなかったのは、帰宅したわけではないからだという。
彼女は脱ぐのに時間のかかるブーツを履いたまま、ベランダまで行こうとし、部屋に潜んでいた犯人に殺された。
犯人は田代の新しい恋人（影山が仮に付けた名前で白井靴子）。
靴子は田代の部屋で見知らぬ鍵を見つけ、浮気されているのではないかと疑った。
やがて、靴子はその鍵の部屋の主が瞳だと突き止めた。
そして事件当日、靴子はその鍵を使って部屋に入ったが、運悪く瞳が戻ってきてしまい、殺してしまった。

その程度で殺すことはないだろうと言う麗子に、影山は続ける──。
プライドの高い靴子は瞳の部屋に忍び込んだなどということを、田代に知られたくなかったのだろう。
さらに、田代は瞳とはまだ別れてはいなかったのではないか。

そんな影山の推理を聞いた麗子は田代の自宅へ。
そこには、影山の推理で靴子（伴杏里）に当たる、田代の恋人がいた。

麗子は靴子に向かって、なぜ瞳を殺したのかと追及。
すると、靴子は田代の浮気相手が美人で金持ちならともかく、あの程度の女だったのがシャクだったと言う。

影山の推理は当たっていた。
麗子は影山に、そんな推理力がありながら、なぜ執事などしているのかと尋ねる。
影山が本当はプロ野球選手か探偵になりたかったのだと言うと、麗子は答えになっていないと言って笑う。

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