黒田博樹のトレード交渉が本格化! ヤンキースなど複数球団が争奪戦か!?

米大リーグ･ドジャースのコレッティGMは18日(日本時間19日)､トレードが噂されている黒田博樹投手と面談を実施｡
本人にトレード交渉を進める方針を正式に伝えたという｡

6月下旬に連邦破産法を申請し､深刻な経営危機にあるドジャース｡
負債額は4億3300万ドル(約350億円)にものぼり､所属選手にも莫大な年俸未払いが生じているという｡

そこで､負債を減らす方法として浮上したのが､黒田の金銭トレードだ｡

年俸1200万ドル(約9億6000万円)の黒田は､チーム一の高給取り｡
先発ローテーションに欠かせない存在であることは間違いないが､現在のチーム状況では"負担"となっていることも確かだ｡

トレードの噂が浮上すると､すぐに複数球団が獲得を検討｡
ヤンキースやレッドソックスといった強豪も争奪戦に参戦すると見られている｡

黒田は今季､19試合に登板して6勝11敗と黒星が先行しているが､防御率は3.13｡
1試合平均6イニング以上を投げており､その安定感は他球団から高く評価されている｡

この日行われた面談でコレッティGMは､奮闘を続ける黒田に対して敬意を表するとともに､
｢他球団からトレードの話が来たら逐一伝える｣(スポニチアネックスより)
と話したとのこと｡
面談を終えた黒田は､
｢代理人ではなく､直接話してくれてGMの気遣いは伝わってきた｣(同)
としながらも､
｢今は複雑な気持ちです｣(同)
と率直な心境を明かした｡

トレード期限は今月31日(日本時間8月1日)｡
果たして､トレード拒否権を持つ黒田はどういった決断を下すだろうか｡

(2011年7月20日)

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