日本代表･山本監督､WBCに松井呼ぶ! 選考基準は経験重視

来年3月に行われる第3回ワールド･ベースボール･クラシック(WBC)の日本代表監督に､元広島監督の山本浩二氏の就任が10日､正式に決まった｡

山本監督はこの日､都内のホテルで就任会見を行い､現役時代の背番号が2つ並んだ｢88｣のユニホーム姿を初披露｡
｢厳しくても､勝利に向かって走っていくのが侍ジャパンだと思う｡3連覇を目指します｣(ニッカンスポーツより)
と宣言した｡

山本監督率いる"新生侍ジャパン"は､11月に行われるキューバとの親善試合(16日･ヤフードーム､18日･札幌ドーム)から本格始動｡
12月3日の予備登録メンバー提出期限に向け､実戦を通じて代表候補を絞り込んでいく｡

過去2大会､メジャーリーガーを含むドリームチームを結成してきた侍ジャパン｡
山本監督は今回の選考基準を､
｢ひとつは経験があると思う｣(スポーツ報知より)
とし､
｢今年の成績も大事だけど､トータルの成績というのもある｡そうなると､ベテランが多くなるかもしれない｣(同)
と構想を明かした｡

その中で候補として名前を挙げたのが､7月に米大リーグ･レイズを戦力外になった松井秀喜外野手｡
松井は過去2大会に出場していないが､
｢松井も練習をしていると聞くしね｡ブランクはあるだろうが､練習をしているかどうかも気にしている｡それだけ実績を残した選手だからね｣(サンケイスポーツより)
と口にした｡

また､イチローや黒田､ダルビッシュ､青木といったメジャーリーガーたちも当然有力候補となる｡
山本監督は､
｢メジャーの選手は大きな戦力というか､日本の選手たちにとっても大きな経験になる｡いろいろあるだろうけど､『出る』っていってくれれば非常にありがたい｣(同)
と早くもラブコールを送っていた｡

3連覇という偉業に向けどのようなチーム編成となるのか､山本監督の決断に注目が集まる｡

(2012年10月11日)

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