石井一136球13Kで価値ある1勝! 西武、日本シリーズに王手!!
21日、西武ドームにて行われたパ・リーグクライマックスシリーズ第2ステージ第4戦。

日本シリーズ進出をかけ戦う西武・日本ハム両者のここまでの成績は2勝2敗。
勝敗数こそ並んでいるものの、西武は第2ステージ開始時に1勝のアドバンテージをもらっているため、実際の第2ステージでは日本ハムが勝ち越している。
そういった点から日本ハムの方が勢いに乗っておりやや有利とする声が各方面から上がっていた。

しかしそんな予想を“己の手腕”で弾き返す男が西武にいた。
この日の先発・石井一久投手だ。

石井はいつになく気合に満ち溢れ初回からエンジン全開。多少から回りがあり2四球で得点圏に走者を出してしまい制球に苦しんだものの、続く4番・高橋と5番・スレッジを完ぺきな連続三振に仕留め、無失点でピンチを乗り切った。

この石井の気迫に打撃陣も奮起。打線が三回までに7点を相手投手から奪い、石井の好投をバットで援護した。

こうなればあとは“石井一劇場”の開幕である。
日本ハム打線相手にを七回136球で3失点。2001年ヤクルト時代以来となる130球超えだ。
球数こそかさんでしまったものの、打者13人から13三振を奪う見事な制球を見せてくれた。

終わってみれば9-4で西武の快勝。“投打が噛み合った試合”のお手本を見せられた試合だ。

試合後のインタビューで石井一は、
「今日は絶対、勝たないといけないゲームだったのでやるべきことがやれて良かったです。今日は青くて気持ちよかったです」
と清清しい表情を見せてくれた。

そんな石井一も今シーズンはなかなか苦しい状況が続いていた。
序盤こそチームの快進撃に貢献したものの、7月を境に一気に調子を落とし通算成績は11勝10敗。後半に黒星を重ねすぎてしまった。

そんな中での今回の先発起用。チームにとっての大事な試合であることはもちろんだが、自身の今後の進退を占う大事な試合であったことも間違いないだろう。
そして勝ち取ったこの一勝。

大きな意味を持つこの一勝をより価値のある一勝に変えるため、第5戦はエースの涌井が先発し日本シリーズ進出決定を目指す。

リーグ優勝では果たせなかった地元での胴上げを見られる日はもうすぐそこだ! 石井 一久 表 野球 変更 削除
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(2008年10月22日)
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