巨人･ラミレスがカトちゃんと約束の一発

巨人は阿部の2発、ラミレスの特大弾などで6点を奪い6-1と横浜に快勝。先発のゴンザレスは8回1失点で13勝目を挙げた。

出たぁ～!!

和の心を重んじるラミちゃんが、日本の"師匠"に約束通りの一発を贈った。

同点の四回。三浦の内角シュートをドンピシャリで振り抜いた打球は、左翼席最上段に飛び込んだ。

「完ぺきな当たりだったね。きょうは試合前に加藤茶さんに本塁打を約束したんだ。彼の前で約束を果たせてうれしいよ」

この大活躍のラミレスをバックネット裏から試合を見守っていたのは、この日始球式を行ったザ･ドリフターズの加藤茶だ。2人の出会いはヤクルト時代の浦添キャンプ。

04年からパフォーマンスに取り入れた「ラミちゃんペッ」を直々に伝授してもらった。

今やラミレスの代名詞ともなったパフォーマンスを3年間、使い続けた。

試合前に久しぶりの対面を果たした2人はこんなやりとりをしていた。

ラミレス「以前、沖縄で『カトちゃんぺッ』をやらせてもらったのを覚えていますか？」

加藤「もちろん、覚えているよ」

ラミレス「きょうもやらせてもらいますからね」

加藤「見てるよ。頑張ってね」

約束の一発を放った主砲は、ベンチ前で一夜限りパフォーマンスを披露。ベンチもスタンドも大爆笑だった。

主砲に引っ張られるように、阿部に22、23号が飛び出せば、七回には投手のゴンザレスも2点適時打。

観客を引きつけるパフォーマンスと打撃力で、横浜を圧倒した。

(2009年9月9日)

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