｢ほこ☓たて｣出演者が悪質ヤラセ&猿虐待を告発! フジテレビは｢調査中｣

(10/24)

フジテレビの人気バラエティー番組『ほこ☓たて』に出演した男性が､番組にヤラセがあったと告発した｡

問題となっているのは20日放送の『ほこ☓たて』2時間スペシャル内の｢スナイパー軍団VSラジコン軍団｣｡
ラジコンカー側で出演した広坂正美(ひろさかまさみ)氏が､自身が運営する会社のホームページで､
｢今回偽造された編集内容が余りにも酷かった為､事実をお知らせする事に致しました｣
と告発した｡

広坂氏は､放送された内容ではスナイパーが銃弾を命中させ勝利したが､
｢この内容は全くの作り物です｣
と指摘した｡

実は最初にラジコンボートが3連勝していたという｡
当初番組で決めていた対決のルールに従えば､ラジコンカーもヘリも対決のないまま､ラジコン軍団が勝利｡
スナイパー軍団とラジコン軍団の対決は終了するはずだった｡

しかし､それでは用意したラジコンカーとヘリの対決を見せることができないとして､編集者が対決の順番を入れ替えたと主張｡
さらに､ラジコンカーの対決は､撮影中のアクシデントにより事実上中止になっていたという｡
にもかかわらず､ラジコンカーがスナイパーに打たれて負けたことにされるなど､"演出"が加えられていたとしている｡

また､放送上ではスナイパーが男性のクリスさんとなっていたが､これもウソ｡
実際には女性スナイパーのレアさんだったといい､同放送について､
｢内容を偽造して編集したもの｣
と怒りをあらわにしている｡

放送直前に内容を知らされた広坂氏は､あまりにも事実を曲げられていたため､
｢もしこの内容で放送された際には､事実を発表します｣
と忠告していたことも明かした｡

広坂氏は､18年連続でラジコン世界チャンピオンに輝いたカリスマ｡
今回を含めて同番組に3度出演しているが､過去の撮影にも問題があったことも明かしている｡

2012年10月21日に放送された｢猿VSラジコンカー｣では､猿がラジコンカーを怖がり逃げてしまったといい､
｢釣り糸を猿の首に巻き付けてラジコンカーで猿を引っ張り､猿が追いかけているように見せる細工をしての撮影でした｣
と撮影の裏側を暴露｡
動物虐待の可能性を示唆した｡

これまでは､
｢ラジコンの認知度を上げたい｡ラジコンを普及させたい｣
との想いで番組に出演してきたという広坂氏だったが､
｢昨今では余りにもひどいやらせ番組に成り下がってしまった｣
ため告発に至ったと､経緯を説明している｡

フジテレビは23日､広坂氏の告発を把握していることを認め､事実関係については｢調査中｣としている｡(古川)

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