小栗旬、NHK大河「天地人」で、石田三成役に抜擢。羞恥心・上地は小早川秀秋に大ボケ

来年のNHK大河ドラマ「天地人」の新たなキャストが8日､東京・渋谷の同局で発表された。小栗旬（おぐりしゅん=25）が石田三成､深田恭子（ふかだきょうこ=25）が淀殿､城田優（しろたゆう=22）が真田幸村､上地雄輔（かみじゆうすけ=29）が小早川秀秋を演じる。

「スポーツニッポン」によると､小栗は「（96年の大河）『秀吉』で三成の幼いころを演じたことがあり､運命や因縁を感じます」とあいさつ。

スペイン人ハーフで時代劇初挑戦の城田は「日本人に見られないと思うので不安」､上地は「小中学校までは勉強していたので､秀秋のことは知っていました。会ったことはないので役づくりが難しいが､頑張りたい」と意気込んだ。

内藤愼介チーフプロデューサーは「城田さんの外見や演技は幸村役に必要な存在感がある。上地さんは､まだ彼がテレビで見せていない部分を引き出したい」と起用理由を説明した。

主役の妻夫木聡のほか､長澤まさみ､玉山鉄二ら民放連続ドラマで活躍する若手出演者が目立つ「天地人」。内藤氏は「若い出演者が役どころと一緒に成長していく姿を見てほしい。時代劇というより､現代ドラマを見せていきたい」と強調していたという。

人気若手俳優の起用については､「若者受けを狙っているのでは？」と一部では揶揄する声が上がっているのも事実。高視聴率を続けている「篤姫」の後だけに､出演者と制作スタッフにかかるプレッシャーも並みではないだろう。「天地人」は果たしてどうなる？　(松野)