Ｍ・ジャクソンが印税不払い！「スリラー」監督が裁判所に提訴

アメリカの歌手､マイケル・ジャクソン（まいける・じゃくそん=50）の「スリラー」のPVを監督した映画監督ジョン・ランディスが､マイケルを相手取り､スリラーのビデオやDVD､ゲームなどの過去4年間の利益のうち､半額を契約通り印税として支払うようロサンゼルス郡上級裁に提訴していたことが28日､明らかになった。

映画「アニマル・ハウス」や「ブルース・ブラザース」で知られるランディス監督は､自身の製作会社を通じて､マイケル､並びにビデオを制作したプロダクションを訴えている。

先週提出された訴状によると､ランディス監督は1983年に「スリラー」のPVと1時間のメイキング映像からの純利益の5割を受け取る契約を交わしていたという。

しかし､過去4年間､まったく支払いがなく「悪意に満ちた詐欺行為だ」とマイケル側を糾弾している。

「スリラー」のPVに関しては､ブロードウェイでのミュージカル化が発表されたばかり。マイケルはこの企画に､クリエイティブな「あらゆる局面」で協力することになっている。　

マイケルは現在多額の借金を抱えており､昨年11月には､カリフォルニア州サンタバーバラ近郊に所有していた豪邸「ネバーランド」もロスの民間企業に譲渡している。（淺川）