「ブラックジャックによろしく」の作者が自身の“移籍騒動”を漫画化！

(02/28)

ドラマ化された「ブラックジャックによろしく」や､映画化された漫画「海猿」の作者として知られる佐藤秀峰（さとうしゅうほう=35）が､このほど公式Webサイトを開設した。

「プロフィール」と題した自らの生い立ちからを描いた漫画の中で､「海猿」「ブラックジャックによろしく」の連載当時の編集部との軋轢や､作画スタッフからの賃上げ要求など､舞台裏の事情を赤裸々に描いて話題になっている。

医療現場を舞台に描き大ヒットした「ブラックジャックによろしく」（講談社・週刊モーニング連載）

単行本発行部数は1,000万部を超え､俳優の妻夫木聡主演で連続ドラマ化もされた。

2002年から始まった同作の連載は06年3月から長期休載となったが､07年1月から掲載誌を「週刊ビッグコミックスピリッツ」（小学館）に移し､「新ブラックジャックによろしく」として新たなスタートを切った。

同サイトでは､「プロフィール」と題し､佐藤が自らの生い立ちを漫画化。

デビューに至るまでの軌跡や､アシスタント時代の苦労､「ブラックジャックによろしく」の休載や掲載誌移籍などの舞台裏を克明に描いている。

この漫画によると､「ブラックジャック──」連載当時には､台詞や登場キャラクターの名前の無断変更のほか､関連本の無断発行といった問題が再三発生。

編集部への不信感が頂点に達したところで､同作の休載を余儀なくされたとしている。

また､同サイトのコンテンツ「漫画制作日記」では､同じく医療漫画の「ムショ医」を描いている妻で漫画家の佐藤智美らとの漫画制作の裏話も掲載している。（淺川）