｢NMB48 げいにん｣放送スタート前から批判集中!

大阪府難波を拠点に活動するアイドルグループ･NMB48が7月3日より日本テレビ系『NMB48 げいにん』に出演する｡

番組の舞台は架空の高校｢なんば女学院｣｡NMB48メンバーは全員"お笑い部"に所属しており､顧問役のフットボールアワーのもと､女子高生お笑い選手権優勝を掲げて奮闘する姿を描いたハイテンション学園コメディドラマに仕上がっている｡
NMB48にとっては､『なにわなでしこ』『ブレインアスリート』以来､三度目の同局レギュラー｡『なにわなでしこ』をキッカケにNMB48に興味を持った人は多く､終了後も復活の声が絶えなかった｡普段関東在住でNMB48を見る機会に乏しいファンにとっても待望の新番組だ｡

ところが前評判はあまりよろしくない｡番組HPに掲載された番組ロゴを見ると､黒板にカタカナ4文字､赤い文字で黄色い縁取り､とアニメ好きな人ならピンときたと思うが､大人気アニメ『けいおん!』とロゴが瓜二つ｡完全にパクリだと言い逃れが出来ないぐらい酷似している｡
学校を舞台に何か一つの事に熱中する姿を描く点では確かに共通するのかもしれない｡しかし特にパロディ企画だと掲げるわけでもなく､文字の配色のみならずフォントまで角張っているか丸みを帯びているかの細かい違いだけで､ほぼ一致｡

『けいおん!』ファンからは当然反感を買っており､一般視聴者層からも､お笑いという創造性･才能が求められるテーマなのに番組の看板がパクリでは期待ができない､といったような意見が聞かれる｡
もう一つ懸念されるのは､『なにわなでしこ』がロケ企画だったのに対し､『NMB48 げいにん』はコメディドラマ｡メンバー個々のキャラクターが消される可能性がある｡

まだまだ全国的な知名度は十分でないNMB48｡名前と顔を売るなら､メンバーの素が垣間見えるような企画の方が印象に残りやすいだろう｡とはいえ､毎回大喜利や漫才にも挑戦するとのことなので､その場面でどのくらいインパクトを残せるかが人気上昇のカギを握りそうだ｡

姉妹グループ･SKE48が出演した日本テレビ系『SKE48のマジカル･ラジオ2』は当初の予定どおりながら1クールで終了した｡NMB48は『AKBINGO!』に続くような長寿番組を築いていけるだろうか｡

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