12日に都内の自宅マンションで首を吊って亡くなったタレント･上原美優(うえはらみゆ=享年24)の葬儀･告別式が15日､故郷の種子島で営まれた｡
遺体はこの日､荼毘に付され､昨年3月に亡くなった母･イチ子さんと同じ墓に埋葬される予定だという｡
多くのファンや関係者が衝撃を受けた突然の訃報｡
しかし､不思議なことに芸能人の自殺は4月､5月に集中する傾向にあるのだという｡
『日刊ゲンダイ』が報じている｡
一般的にも自殺が最も多いとされる4月､5月｡
特に芸能人の場合は､その傾向が顕著に表れる｡
古くは1986年4月の岡田有希子(おかだゆきこ=享年18)､1995年4月の堀口綾子(ほりぐちあやこ=享年22)といった女性アイドルが｡
1999年4月には落語家･桂枝雀(かつらしじゃく=享年59)､2000年5年のミュージシャン･井上大輔(いのうえだいすけ=享年58)､2005年4月のポール牧(ぽーるまき=享年63)の訃報も世間に大きな衝撃を与えた｡
またファンの間では不慮の事故とも言われるが､X JAPANのギタリスト･hide(享年33)が亡くなったのも1998年の5月だ｡
最近では2008年5月にフリーアナウンサー･川田亜子(かわだあこ=享年29)､2009年4月に女優･清水由貴子(しみずゆきこ=享年49)､そして今年4月には俳優･田中実(たなかみのる=享年44)が亡くなっている｡
芸能人にとって4月､5月は今後の仕事を左右するテレビの改編期｡
芸能評論家の金沢誠氏は､厳しい芸能界の実情をこう語る｡
｢テレビは4月の番組改編があり､レギュラーを一気に増やすタレントがいる一方で仕事が激減する人もいる｡その落差は天国と地獄といっていい｡華やかな世界に身を置いていると､不遇をかこつツラさは格別で､ひどく落ち込んで暗い気持ちになるようです｣(芸能評論家の金沢誠氏:日刊ゲンダイ)
ラジオのレギュラー番組は持っていたものの､テレビへは単発のゲスト出演が多かった上原｡
昨年8月に出席したイベントでは､
｢今とか…キャラがぶれててどうしようかなって｣
と仕事に関する悩みを告白し､涙を流すこともあった｡
さらに､東日本大震災の影響で3月､4月はバラエティータレントの仕事が激減｡
亡くなる前日に書かれたブログには恋の悩みもつづられており､彼女は様々な面で追い込まれていたのかもしれない｡
葬儀の際､報道陣の取材に応じた長兄は､
｢演技力があるわけでも学があるわけでもない｡背伸びしていました｡いっぱいいっぱいだってことは分かっていたから｡無理しないで芸能界をやめて､結婚でもした方がいいと言っていたんですよ｣
と明かした｡
上原の明るい笑顔の裏には､厳しい芸能界の現実があったのかもしれない｡(伊原)
遺体はこの日､荼毘に付され､昨年3月に亡くなった母･イチ子さんと同じ墓に埋葬される予定だという｡
多くのファンや関係者が衝撃を受けた突然の訃報｡
しかし､不思議なことに芸能人の自殺は4月､5月に集中する傾向にあるのだという｡
『日刊ゲンダイ』が報じている｡
一般的にも自殺が最も多いとされる4月､5月｡
特に芸能人の場合は､その傾向が顕著に表れる｡
古くは1986年4月の岡田有希子(おかだゆきこ=享年18)､1995年4月の堀口綾子(ほりぐちあやこ=享年22)といった女性アイドルが｡
1999年4月には落語家･桂枝雀(かつらしじゃく=享年59)､2000年5年のミュージシャン･井上大輔(いのうえだいすけ=享年58)､2005年4月のポール牧(ぽーるまき=享年63)の訃報も世間に大きな衝撃を与えた｡
またファンの間では不慮の事故とも言われるが､X JAPANのギタリスト･hide(享年33)が亡くなったのも1998年の5月だ｡
最近では2008年5月にフリーアナウンサー･川田亜子(かわだあこ=享年29)､2009年4月に女優･清水由貴子(しみずゆきこ=享年49)､そして今年4月には俳優･田中実(たなかみのる=享年44)が亡くなっている｡
芸能人にとって4月､5月は今後の仕事を左右するテレビの改編期｡
芸能評論家の金沢誠氏は､厳しい芸能界の実情をこう語る｡
｢テレビは4月の番組改編があり､レギュラーを一気に増やすタレントがいる一方で仕事が激減する人もいる｡その落差は天国と地獄といっていい｡華やかな世界に身を置いていると､不遇をかこつツラさは格別で､ひどく落ち込んで暗い気持ちになるようです｣(芸能評論家の金沢誠氏:日刊ゲンダイ)
ラジオのレギュラー番組は持っていたものの､テレビへは単発のゲスト出演が多かった上原｡
昨年8月に出席したイベントでは､
｢今とか…キャラがぶれててどうしようかなって｣
と仕事に関する悩みを告白し､涙を流すこともあった｡
さらに､東日本大震災の影響で3月､4月はバラエティータレントの仕事が激減｡
亡くなる前日に書かれたブログには恋の悩みもつづられており､彼女は様々な面で追い込まれていたのかもしれない｡
葬儀の際､報道陣の取材に応じた長兄は､
｢演技力があるわけでも学があるわけでもない｡背伸びしていました｡いっぱいいっぱいだってことは分かっていたから｡無理しないで芸能界をやめて､結婚でもした方がいいと言っていたんですよ｣
と明かした｡
上原の明るい笑顔の裏には､厳しい芸能界の現実があったのかもしれない｡(伊原)
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