安室奈美恵がここにきて急激な復活を遂げている!?

今、エイベックスの大奥が揺れている。

長らく女王の座を、他アーティストに明け渡していた安室奈美恵(あむろなみえ=30)が、98年の「I HAVE NEVER SEEN」以来9年3か月ぶりにオリコンのシングルランキング首位獲得を果たした。

9年という長きに渡って、安室が首位を明け渡していたのは、やはり結婚後に新女王に台頭した浜崎あゆみ(はまさきあゆみ=29)、倖田來未(こうだくみ=25)の存在が大きかったと思われる。

もちろん、「時代がアムロに追いついた」「これまで安室が抱えてきたマイナス要因がなくなって、モチベーションが回復したからでは」という見方もあるが、ランキングを獲得できるのは、やはり視聴者あってのこと。浜崎、倖田がほとんど露出できない状態にあって、ポスト女王を担えるアーティストがいないせいでもあるだろう。

安室が返り咲いたのは、新曲「60s 70s 80s」。

60年代〜80年代の海外曲を日本語でリメイクしたもので、小室プロデュースの流れから離れて以来、R&B路線の作品をリリースしており、今回の作品もこの流れに沿っている。

このことから、メディアでは、「時代がアムロに追いついた」「これまで安室が抱えてきたマイナス要因がなくなって、モチベーションが回復したからでは」「CMのタイアップが奏功した」「安室の『路線転換』が受け入れられた結果なのでは」といったさまざまな憶測が飛び交った。

しかし、専門家は、違った分析をしている。

ライフスタイル自体が、一般の女の子に人気があった安室だけに、結婚・出産がその人気に影響することはなかった。しかし、離婚が人気に影響を及ぼすことになったという推測だ。そして、離婚でモチベーションの低下があったとも考えられるのである。

確かに、離婚、母親の壮絶な死という、精神的にショックの大きい出来事に見舞われてもいる。これらのマイナス要因がモチベーションに影響し、低迷が続いていたこともあるだろう。それから時間がたって、吹っ切れ、モチベーションが戻ったのではないかと噂されている。

ともあれ、安室奈美恵本人が実力のあるアーティストであることには間違いないわけで、多くの難関を乗り越えて返り咲いた女王の座は、彼女の人気・カリスマ性からしても、しばらくは誰にも明け渡されないだろう。(古田鉄寿)


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