金本知憲の記録ストップに首脳陣は安堵!? 俊介の盗塁は意図的だった!?
先日、1998年7月10日から14年間にわたり続けてきた連続試合出場記録がストップした阪神・金本知憲外野手。積み上げた試合数は1766試合で、これはプロ野球歴代2位の大記録だ。
しかし、偉大な記録は実にあっけない形で幕切れを迎えることとなった。
記録がストップしたのは、15日の中日戦。
金本は八回2死一塁の場面に代打で登場したが、一塁走者の俊介外野手が盗塁に失敗し攻撃終了。
金本の打席は完了せず、その裏の守備にもつかなかったため、記録上、出場は認められなかった。
結果的に金本の記録を止めてしまった俊介は試合後、
「とにかく申し訳ないです」(スポニチアネックスより)
消え入りそうな声でコメント。
この日は四回にソロ本塁打を放つ活躍でチームの勝利に貢献したが、言葉少なにバスへ乗り込んだ。
しかし、今回の記録ストップには不可解な点がある。
それは俊介が2アウトから盗塁を試みたこと。
通常、2アウトから打席に代打が入った場合は盗塁しないというのが"セオリー"。
ましてや打席に入っているのは連続試合出場を続けている金本。
あの場面で盗塁を試みることは、あまりに不自然だ。
さらに怪しいのが、盗塁企図がサインだったのかという報道陣の質問に対する俊介の、
「ちょっとそれは・・・」(同)
というコメント。
これでは首脳陣が意図的に俊介を走らせ、金本の記録を途絶えさせたと考えることも出来てしまう。
確かに金本の"偉大すぎる"記録が、チームにとって負担となっていた節はある。
顕著な例が、1-3で敗れた14日の広島戦。
2点ビハインドの七回、金本は岩本の左翼飛球に目測を誤って頭上を越され、フェンス前では尻餅をつく始末。
打球が転々とする間に一塁走者が生還し、阪神は開幕3連勝が遠のく致命的な追加点を許してしまった。
今年で43歳を迎えた金本は、足と肩の衰えが著しい。
さらに、キャンプでは昨年痛めた右肩の影響で満足な守備練習が行えず、オープン戦や練習試合への出場も制限されてきた。
それでもチームは記録を途絶えさせてはならないと、恐る恐る金本を起用し続けてきたのである。
一部ファンの間では、シーズン前から金本の起用法に関して議論があった。
ある阪神OBも、
「カネ(金本)のスタメンは営業面のこともあるのかもしれないが、純粋に勝負のことだけを考えれば浅井の方が戦力になる」(日刊ゲンダイより)
とコメント。記録継続のための起用に疑問を投げかけていた。
そうした声があった中での記録ストップ。
首脳陣は内心ホッとしているというが、本音かもしれない。
(2011年4月23日)
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